家庭での防災対策は?
今日は9月1日、防災の日です。行政や大企業では、大々的な防災訓練が行われています。
今後想定されている大地震などに備え、試験的に動いてみることは検証となり、新たな発見もあることでしょう。大切な事前準備です。
一方、実際の生活に直結している家庭での備えはいかがでしょうか?
特に平日だとみなさん仕事があるので、防災の日だと言ってもこれといったことができないのが現実です。
そこで、改めて今度のお休み、あるいは定期的な日程を「家族の防災の日」と位置付け、防災の準備を見直してみることをお勧めします。
家庭で防災のためにすること
すべきこと・役割分担を決める
防災の準備と言っても多岐に渡り、一人ですべてをこなすのは大変です。まずは家族で話し合ってすべきことと役割分担を決めましょう。
それぞれ得意分野があるはずです。また、お子さんに仕事を与えると楽しく行動し、責任感も生まれてきます。
食品・生活品ストックの確認
自宅待機、言わば持久戦のための準備です。新築・リフォームの際には、保管場所の計画をしましょう。
- 備蓄・保存食(量、消費期限)
- 防災グッズ(懐中電灯、ラジオなど)
参考になった防災グッズリスト
緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド|農林水産省
防災グッズチェックリスト|人と未来防災センター(※)
自宅でけがをしないための備え
- ハザードマップの確認
- 自宅での被災想定、避難場所の検討
- 家具配置の検討
- 家具・家電の転倒防止措置
- 日常の整理整頓
避難するための備え
- 非常持ち出し袋、防災ベスト・リュック
必要なものをまとめておけば便利です。避難の際にも役立ちます。置き場所を決めておくことも大事です。
- 貴重品の保管リスト
- 家族との連絡方法の確認
- 避難場所・避難経路
- ペットの避難について
外出先で被災した時のための備え
- 持ち歩く非常用品(子ども・高齢者・女性は特に)
- 家族との連絡方法の確認
- 避難場所・避難経路
情報の入手方法の準備
石岡市防災ポータルサイトは、とても分かりやすくまとまっています。周辺地域の方もご利用になってみて下さい。
被災時のノウハウも調べておくと役に立ちます。スマホへの情報保存が便利です。デジタルツールの活用方法を一つご紹介します。
長期的な地震対策 ー 家づくりの際に
家づくりの際の長期的な目線では、次のような項目の検討が必要です。
- 土地選び
- 耐震性
- 家庭内の避難経路
- 家具の配置(転倒・避難の観点)
- 備蓄品の保存場所(食品庫があると便利)
- 避難時持ち出し品の保管場所(玄関収納庫は重宝)
- 地震保険・火災保険
家族で情報・認識を共有する
最後になりますが、せっかく準備をしても家族全員が情報を共有し、同じ認識を持っていないと無駄になってしまうことになりかねません。
家族でよく話し合い、有効な防災対策をしましょう。